【キャンベラ17日AAP】 ケビン・ラッド首相は17日、NSW州のハンター・バレーにあるリデル発電所を訪問し、先週の予算案で発表した大規模な太陽エネルギー計画への14億万ドルの拠出金がどのように使用されるかを説明した。
6カ月後に入札仕様書が明示され、さらにその6カ月後に入札業者が選ばれる。その後、石炭火力発電との複合発電を備えた太陽光発電所が4カ所建設される予定。
「オーストラリアは世界の太陽エネルギーの普及の動きに倣うのではなく、世界を率いていく存在になりたい」とラッド首相。ラッド首相は先日、オーストラリアは世界の再生可能エネルギー産業の促進を目指す国際再生可能エネルギー機関に加盟したと述べた。今年1月に設立された同機関にはすでに80カ国以上が加盟している。ラッド首相はこの機関に加盟することによって、気候変動問題へ取り組みにおいてオーストラリアの役割が強固なものになるだろうとした。