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先住民との寿命の格差が拡大 WA

【パース26日AAP】  WA州のアボリジニ保健カウンシルが、先住民族アボリジニと西洋系オーストラリア人の寿命で差が拡大しているとして、コミュニティの医療当局に早急に支援が必要と呼びかけている。

 

同調査では、WA州における先住民と非先住民の寿命の差について、2005年~2007年までと2010年~2012年までを比較した。男性では格差が15.1年から14.7年から15.1年と0.4ポイント、女性では12.9年から13.5年と0.6ポイント、それぞれ広がった。全国平均では、男性が11.4年から10.6年と縮まった一方、女性は9.6年から9.5年とほぼ横ばいだった。

 

WA州アボリジニ保健カウンシルのネルソン・コックス会長は、政府に対し、アボリジニのコミュニティでの医療問題に最大の権力を持つ、医療団体ACCHSsに、さらなる支援を行うよう促した。この他、妊娠中の喫煙は先住民の女性が非先住民の女性を5倍上回り、性病の感染率や慢性疾患による死亡も大きく上回っていた。

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