【メルボルン27日AAP】 VIC州メルボルンに、新たに電子機器のリサイクル場が設置されることが明らかになった。オーストラリアでは現在、家庭ゴミにおける電子機器廃棄物の割合が、毎年3倍ずつ増加しており、2017年度だけで6万5000トンに上るとみられている。
VIC州環境当局は、リサイクル場を管理するリサイクル会社MRIに対し、施設の設置を許可したもようだ。MRIは同施設で、VIC州政府が進めるリサイクル計画で集められたコンピューターやテレビを回収した後、分別作業などを行う。同計画では、州内の62%の電器ゴミの回収を目指している。
MRIによると、6万5000トンの電器ゴミが平均1キロ当たり55~60セントとなり、年間で約3500万~4000万ドル相当の回収を見込んでいるという。MRIの施設では、手作業による仕分け作業の後、プラスチックやスチールなど素材ごとに分別が行われる。