【メルボルン21日AAP】 今年2月7日、VIC州で広域にわたり被害を出し173人が死亡した「暗黒の土曜日」の山火事では、日本の広島に投下された原子力爆弾1500弾に相当するエネルギーが発生していたことが明らかにされた。
山火事アナリストのケビン・トルハースト教授は、この山火事における火の速度は時速約120キロだったとし、1983年にVIC州及びSA州で多大な被害が出た「灰の水曜日」の山火事と時と同じくらいだと述べた。地域によっては、35キロ先の炎が確認されたという。
トルハースト教授は、炎の勢いの判定は3次元レベルで行い、表面的な風だけではなく、炎の上に渦巻く煙により生み出される風も考慮することが重要だと述べた。