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毎日10人の子供が薬を過剰摂取 NSW州

【シドニー21日AAP】   NSW州では2008年、毎日10人以上の子供たちが鎮痛剤の一種であるアセトアミノフェン(別名パラセタモール・パナドールに含まれている)を過剰に摂取した疑いがあることが分かった。

NSW州毒物情報センターは2008年、アセトアミノフェンを過剰摂取したかも知れないという通報を8000件以上受けた。ジョン・デラ・ボスカNSW州保健相の声明によると、同センターにはNSW州から約8万件の問い合わせがあり、半分は子供たちの偶発的中毒に関すること。そのうち15%は入院するに至ったという。情報センターへの問い合わせで圧倒的に多いのはアセトアミノフェン服用に関してだが、イブプロフェン(ニューロフェン)や風邪薬なども憂慮すべき項目だという。

薬物情報センターは、事故の大部分は薬を子供たちが届かない場所に保管することで回避できたとしており、薬は子供たちが開封できない容器に入れ、最低1.5メートルの高さに保管すべきと述べた。

薬物情報センターへの問い合わせは、電話13 11 26。薬物事故防止に関する情報はwww.poisonsinfo.nsw.gov.au.でも閲覧できる。

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