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SA州、初の新型インフルエンザ感染者を確認

【アデレード22日AAP】   SA州で15歳の少女が新型インフルエンザに感染していることが確認され、同州初の感染者となった。少女は最近、VIC州ミルドゥラへキャンプに行っていたことが明らかになっている。

トニー・シャーボンSA州保健局長は「この少女がどこでウイルスに感染したかは分からない。少女が人と接触していた期間があったかを確認するため、VIC州の田舎に旅行した少女の行程を調査している。情報の調査には数日を要する。現在のところ、私たちは、少女の学校や家庭以外での人との接触歴に対応する立場にはない」と発表している。シャーボン保健局長によれば、少女の体調は著しく悪いわけではなく、早期の回復が見込まれているという。

少女の通うアデレードのアインズベリー校では、1週間の閉校となっており、約400名の生徒と教員が自宅隔離になっている。また、少女と間近で接触していた10年生の生徒40名には、抗ウイルス薬タミフルが処方された。少女の家族も自宅隔離されており、家族2人にインフルエンザの症状が出ている。

マイク・ランSA州首相は「ウイルス感染拡大を抑止するため、保健当局が慎重な対応を取っている」と述べている。

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