一般

新型インフル感染者16人に

【シドニー24日AAP】   メルボルンで24日、少年1人と男性(27)1人が新型インフルエンザ(H1N1型)に感染していたことが確認され、オーストラリア国内での感染者数は16人となった。

オーストラリア各地の学校、幼稚園、保育園では保護者に対し、新型インフルエンザの感染国から最近帰国した子どもを7日間外出させないよう要望した。感染国にはメキシコ、米国、カナダ、日本、パナマが含まれる。

SA州教育相で副保健相のジェーン・ロマックス=スミス氏は、この方針は連邦保健省と地方保健局の勧告に基づいているとし、「ワクチンができるまで、新型ウイルスの拡大を食い止める必要がある。この方針によって不都合が生じる保護者もいるだろうが、これはウイルスの拡大を抑え、オーストラリア国民を守るための非常に重要な国家的な手段」と語った。

キム・ハムズWA州保健相は「この勧告の対象者が生徒だけなのは、今回のウイルスが特に若年層に拡大しているとされているからである。学校のような環境ではウイルスは容易に拡大し、学校や地域社会にまで広がる」と語った。

22日、オーストラリアの新型インフルエンザ警戒レベルは「遅延」から「封じ込め」へと引き上げられ、これにより生徒に危険がおよぶと判断された場合、当局は学校を休校することができる。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら