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服飾ブランドの低賃金労働 Oxfam批判

【シドニー29日AAP】   世界中で貧困と不正を根絶するための支援活動を行う団体オックスファム(Oxfam)によって委託されたレポートによると、 オーストラリアで販売している服のほとんどはアジアで製造されているが、その販売価格の4パーセントのみが、工場労働者の賃金に当たることがわかった。

 

1枚10ドルで売られているTシャツは40セントが賃金分ということになり、バングラデシュの工場労働者がファッション業界のCEOたちの年収1年分を稼ぐには、4000年以上働く必要がある。

 

オックスファムは組合や工場経営者、政府と連携して、オーストラリアのファッションブランドの販売店に3年から6年の間に労働者の賃金改善をするよう求めている。今回のレポートの対象になったのは、Kmart 、H&M、Targetなど。

 

オックスファムは消費者に対して、 好きなブランドの購入をボイコットすることは労働者の賃金が支払われなくなるため、しないように呼びかけている。

 

 

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