【キャンベラ29日AAP】 連邦最高裁判所は27日、二重国籍による議員資格を問う判決で、ジョイス副首相を含む5議員に“議員資格がない”との判決を言い渡した。ジョイス氏は即座にニュージーランド国籍を放棄、自らのNSW州ニューイングランド選挙区で行われる補欠選挙に再び挑む。
ジョイス氏は、「二重国籍と分かった際に補欠選挙に進むべきだった」とコメント。自らの議員資格を理由に行われる補欠選挙に出馬する。同氏が再びニューイングランドで議席を獲得しても、副首相としてターンブル連邦首相の隣に座るのは来年になる可能性もある。
過去に同選挙区を保有した無所属のトニー・ウィンザー氏は27日、出馬を否定した。野党労働党は補欠選挙に候補者を出すとしたものの、勝利は期待していない。