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容疑者の男3人、タイへ逃亡 VIC州警察、現地当局に支援要請

【メルボルン26日AAP】   VIC州警察は、メルボルンのナイトクラブ外で発生した騒動の仲裁に入ったルーク・ミッチェルさん(29)を刺殺したとされる容疑者の男3人が24日、車を捨ててタイへ逃亡したことを発表した。同州警察はタイ当局に対し男3人の逮捕への協力を要請する予定。を

サイモン・オーバーランド警察署長は容疑者の逃走を防げなかった点について、パスポートを所持する人は自由に空港に行き航空券を購入できると警察を擁護する発言をした。「早急に容疑者を特定するために捜査は現在も続いており、彼らをVIC州の裁判所へ連れ戻すために必要なあらゆる手段を使う。連邦警察は連邦司法長官局を通じて、海外に逃亡した容疑者を逮捕し、本国へ送還する通常の手続きを行っている」とオーバーランド警察署長。オーストラリアはタイと容疑者の身柄引渡協定を結んでいる。

ルークさんは事件当夜、友人と出かけており、兄のシェーンさんの妻、ダニエルさんとタクシーでメルボルン南西部のポイント・クックにある自宅へ向かう途中だった。そこでブランズウィックにあるナイトクラブの外で騒動を偶然目撃した。ある男性がアジア人の男に暴行を受けていたところ、ダニエルさんとルークさんが仲裁に入ったという。その後、セブンイレブンから100メートルほど離れたところに車が停車し、車から出てきた男がルークさんに暴行を加えた上、地面に横たわるルークさんを刃物で5回刺した。ルークさんは病院で死亡した。

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