政治

豪政府、反捕鯨公使に1日1800ドル

【キャンベラ28日AAP】   野党の環境スポークスマンであるグレッグ・ハント議員は、オーストラリア政府が反捕鯨公使に1日1800ドルの税金を投入していることに懸念を示した。

捕鯨反対運動の公使を務めているのは、元外交官でシドニー五輪組織委員会の元会長でもあるサンディ・ホールウェイ氏で、2008年10月に任命された。公使の維持費用として給料7万9200ドルや交通費、スタッフ経費などを含め、5カ月間で3000万ドル以上が必要になる。

しかしハント議員によると、これほどの予算を費やしているにもかかわらず、ホールウェイ氏はもうすぐ開催される国際捕鯨委員会の会合にオーストラリア代表として出席する予定はないという。「これほどまでに高貴に扱われる公使が出席するべき会合があるとすれば、それは捕鯨に関する実際の会議であろうに」とハント議員。

上院評価聴聞会では、外務・貿易省は現在、ホールウェイ氏の契約を9月まで延長することを検討していることが明らかにされた。

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