【シドニー29日AAP】 NSW州不動産協会は、シドニー周辺の借家の空き状況がこの2年間で一番高くなったと述べた。
同協会のスティーブ・マーティン会長によると、4月におけるシドニーの借家の空戸率は前月比0.3%増の1.5%。シドニー中心から半径25キロ以上離れたところにある地域の上昇率が一番高く、0.5%増の1.4%だった。一方で、ニューカッスルでは空戸率は0.5%減の1.7%。シドニー南部ウーロンゴンは0.6%増の2.2%だった。
同会長は、政府による新規住宅購入者に対する補助金制度のおかげで住宅を購入する人が増えたため、借家の空き状況に緩和につながったとした一方で、3~4%の空戸率がベストだとして、現在の借家の空き状況は引き続き厳しいものであると述べた。