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パシフィック・ドーン号、ブリスベンを出航してシドニーへ

【ブリスベン30日AAP】   乗客やクルーから複数の新型インフルエンザ感染者が出た大型クルーズ船「パシフィック・ドーン」号が、30日にブリスベン港を出航し、6月1日にシドニー港に到着する予定となっている。パシフィック・ドーン号は、30日午後1時10分にブリスベンのドックサイド埠頭に入港し、乗客84人を下船させた。

「P&Oクルーズ」を運営するカーニバル・オーストラリア社のアン・シェリーCEOは「今朝、ブリスベンで多くの乗客らと話をした。彼らは今回の状況についてとても理解を示し、P&Oクルーズには制御しきれない事だったと認識してくれた。1日午前のシドニー入港に関しては、現在、NSW州保健局と連絡を取っている。これまであらゆる段階を踏んできたように、私たちはシドニー上陸の際の手続きについて、保健当局と協力していく予定」とコメントしている。

パシフィック・ドーン号のシドニー入港時刻は、まだ確定していない。カーニバル・オーストラリア社では、船内の乗客が新型インフルエンザの検査で陰性であり、同号は検疫を受けていないという点を強調している。

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