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ゴールドコーストの内海に衰弱した子クジラ

【ブリスベン30日AAP】   ゴールドコーストのブロードウォーターに30日午前、子クジラが入り込んでいるのが発見され、観察が続けられている。子クジラは体長8メートルのザトウクジラで、痩せて衰弱した様子で、体が船虫に覆われている。北方へ渡りをしている最中だったとみられている。

シーワールドのスポークスマン、ウェンディ・シェトル氏は「子クジラの年齢は1~2歳で、かなり痩せており、健康状態は良くない。尾ひれの左側に傷があり、ロープのようなものが巻きついているようで、それで泳ぐ速度が遅くなったのだろう。これが理由で、健康状態も悪い」と述べている。

シーワールドのトレバー・ロング海洋科学部長が子クジラの横を潜水し、子クジラに視力があることを確認しているため、明るい兆しがあるという。シェトル氏は「私たちは、子クジラが体を休めているだけで、休め終わったら海に戻っていくことを望んでいる。子クジラは、断続的に休息と泳ぎをくり返している」と述べている。

子クジラは30日の日没まで観察された後、31日午前に検査を受ける予定。

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