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ザ・シンプソンズは青少年喫煙に影響あり?!

【シドニー31日AAP】   テレビ史上最も人気のある漫画のひとつとして知られる「ザ・シンプスンズ」に関する調査では、喫煙シーンが多いことから青少年に喫煙を促すことにつながるのではという結果が示された。

この調査は国際対がん連合の会員でありシドニー大学公衆衛生学客員教授であるガイ・エスリック教授によって行われたもの。教授らは400のエピソードから、795の喫煙シーン及び喫煙が関係するようなシーンを確認した。これらの中で喫煙を肯定しているシーンはわずか2%で、否定的なシーンは35%、どちらでもないのは63%だった。特に喫煙が目立った登場人物はマージ・シンプソンの姉のパティとセルマ、ピエロのクラスティら。

エスリック教授は、過去の調査結果では、テレビを見る時間が長い子は喫煙を始める年齢が若いという傾向が示されているとした上で、「喫煙を否定的に表現していたとしても、特に若い登場人物が関係すると、子供たちに喫煙を勧めることにつながりかねない」と述べた。また、調査結果として「ザ・シンプソンズに出てくるたばこを吸う登場人物たちは、子供たちに早い時期からの喫煙を推進している可能性がある」とまとめた。

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