【シドニー3日AAP】 専門家による調査結果では、約25%の妊婦が喫煙していることが明らかになった。
妊娠中に喫煙を続けると流産の危険性が高くなり、未熟児及び低体重児が生まれるなど、胎児が健康上の問題を持つ可能性が高まる。
調査は検診を受けている妊婦260人以上を対象にしたもの。37%が妊娠前に喫煙をしていたと回答し、妊娠発覚後も引き続き喫煙しているとしたのは25%だった。QLD大学心理学科のシェリー・ウィルキンソン研究員によると、喫煙量を減らした人は、妊娠前1日平均16本のたばこを吸っていたのを13本前後にしたという。
ウィルキンソン研究員は、「依然として25%もの妊婦が喫煙をしているとは残念である」とし、彼女たちに禁煙を促す機関を充実させることが重要だと述べた。
この調査ではまた、調査対象の40%以上の女性が肥満で、推奨されている1日の摂取量に関して果物は半分、野菜に至っては3分の1しか摂取していないことが明らかになった。