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ウルルへの登山 2019年に禁止へ

【ダーウィン1日AAP】  NT準州のウルルーカタ・ジュタ国立公園委員会は1日、同公園内にある先住民の聖地ウルルへの登山について、2019年にも禁止とすると発表した。先住民が観光客による登山に反対したことが理由で、同委員会は「規制を導入すべき時期が来た」と説明した。

 

同地の所有者であり同委員会の会長を務めるサミー・ウィルソン氏は、ウルルについて非常に重要な場所との認識を示し、「ディズニーランドのような、遊園地でもなければテーマパークでもない」と述べ、登山は禁止されるべきとの考えをあらためて主張した。

 

国立公園当局による調べでは、ウルルへの登山者数は1990年代の74%から、2011年~2015年の16%にまで減少しており、当局はウルルへの登山が禁止となっても、観光客への影響はないとの見方を示している。さらに連邦のスカリオン先住民相は、先住民の人たちは経済状況についても十分理解しているとした上で、「どのような決定も歓迎する」と述べた。

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