【シドニー3日AAP】 VIC州で新型インフルエンザの感染者数が急増していることを受け、NSW州政府は、VIC州を訪れた子供たちは4日以降、帰宅後7日間は通学禁止とすると発表した。
VIC州では感染者数が一気に521人に急増。同州政府は、新型インフルエンザへの警戒度を「Contain(流行の封じ込め)」から「Modified sustain(感染拡大を最小限にとどめる)」に引き上げた。
3日、メルボルンではラグビーの試合「ステート・オブ・オリジン(NSW対QLD)」が行われ、最大収容人数5万3000人のエチハド・スタジアムにはNSW州からも多くの人々が観戦に訪れたとみられている。
NSW州保健省のスポークスマンであるジェレミー・マカナルティ博士は、「子供たちがVIC州から戻ってきてすぐ通学できないという決定を、できるだけ早く親たちに知らせたい。一週間も通学できないのは親や子供たちにとって大きな負担であるのは承知しているが、我々は新型インフルエンザの菌が学校に持ち込まれる危険性や、学校及び広域地域に感染が広まる可能性を抑えようとしている」と述べた。