【シドニー7日AAP】 オーストラリア人のジョン・ヴァンウィッセ選手(36)が、6日にニューヨークで開催されたマンハッタン島競泳大会で3度目の優勝を果たした。
メルボルン出身のヴァンウィッセ選手は48キロのコースを7時間10分という記録で、序盤からのリードを守りきり1着でゴールした。QLD州出身のペニー・パルフリー選手(46)が、7分差の2位でゴールしたため、オーストラリア勢が1位と2位に輝いている。
優勝したヴァンウィッセ選手は、2000年と2008年の同大会でも優勝しており、1人で3回優勝するのは初だという。「終盤のコンディションはとても不安定だった。1回の動作ごとに、野球のバットで頭を殴られているような感じだった」とヴァンウィッセ選手。
マンハッタン島競泳大会は、世界で開催される年次大会の中では最も距離が長いだけでなく、激流、フェリー、水上タクシー、水温の低さ、ネズミの死骸、浮遊する瓦礫などのため、レース参加者にとっては非常に過酷なコンディションとして知られている。