【キャンベラ2日AAP】 連邦のバーナビー・ジョイス元副首相は2日、スカイニュースのインタビューに応え、オーストラリアで出生した後、他の国籍を積極的に取得しなかった場合、合法的に議員選挙に出馬できるようにするため、憲法の改正が必要との見解を示した。
ジョイス元副首相は、両親がニュージーランド国籍を保有していたことから、出生と同時に国籍を引き継いでおり、最高裁は同議員をオーストラリアとの二重国籍者と判断した。これによりジョイス元副首相は議員資格を喪失し、ニューイングランド地区において補欠選挙が行われる予定となっている。
ジョイス元副首相はさらに、野党のプリバセク野党党首や労働党のペニー・ウォン議員、ダグ・キャメロン氏やデブ・オニール氏についても、議員資格の有無を明確にすべきだと強く指摘。その他にも、政府は先住民についての認識とともに、憲法の見直しが必要だと訴えた。