【シドニー8日AAP】 新型インフルエンザの拡大を制限するため、全国各地の学校は閉鎖措置を続行している。
WA州では7日に新たに10人の感染者が確認されたことを受け、同州の感染者数は4人から大幅に増加し、在校生徒数約200人の男子校が閉鎖となった。伝染病予防のポール・エフレル取締役代行によると、14件中9件が子供の感染者で全員11歳前後だという。彼らはパースにある富裕層地域の3校に通う児童であることが分かっている。エフレル氏は「我々は学校の一部閉鎖、あるいは小規模の学校の場合は一定期間閉鎖することを推奨している」とした。
一方、QLD州北部では7日に新たに感染者が確認されたことを受け、ケアンズ州立高校が閉鎖期間の延長を決定した。また、VIC州では新型インフルエンザの感染件数が非常に多く、約900人に及んでいる。同州では警戒レベルを「contain」から「modified sustain」に引き上げた。NSW州が先週メルボルンで開催されたステート・オブ・オリジンのラグビーゲームを観戦した子供は7日間隔離する決定を下したことで、両州間で議論が勃発した。
NSW州の感染者数もさらに4人増え、州内の感染数は82人となった。NSW州保健局長のケリー・チャント氏は7日、同州内ではヒトからヒトへのインフルエンザの感染はまだ確認されていないとした。TAS州で8人、NT準州で2人、ACTでは7人の感染者が現在までに確認されている。1000人以上の豪人が新型インフルエンザのテストを受け、陽性反応が出た。