国際

連邦外相、インド人学生に沈静を求める

【キャンベラ10日AAP】   シドニーやメルボルンでインド人を狙った襲撃が相次いでおり、同国の学生らは人種差別だとして強い抗議を行っているが、これに関してスティーブン・スミス連邦外相は平静になるよう訴えた。

9日夜、シドニー西部ハリス・パークでは、70人前後のインド人学生が集結し、警察の監視の下で2度目となる抗議デモを行った。マンモハン・シン・インド首相やS・M・クリシュナ・インド外相も、オーストラリア在住のインド人留学生たちに対し、冷静に行動するよう呼びかけた。

スミス連邦外相は次のように述べた。「これらの問題が完全に抑制されるには時間がかかるであろうが、オーストラリア政府はインド政府と連絡を密に取り、問題に取り組んでいる。NSW州やVIC州での抗議活動は平和的なものではあったが、今は我慢し、平静になるべき時である」。

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