【メルボルン10日AAP】 連邦政府は、太陽光発電システムを新たに設置する人々に対し支給する補助金制度を一時的に導入していたが、これを予定より3週間早めて終了させることを発表した。
ケビン・ラッド首相は10日、補助金を廃止することは正しいことだと思っているとした上で、同制度廃止に関し非難している自由党などに対し、「過去10年間における前政府の下では、太陽光システムの導入数はわずか1万だった。我々が政権を持ってから18カ月間でこの数は一気に8万になったのだ」と述べた。
ラッド首相はこの日、連邦政府による革新基金の一環として33の新雇用及び研修計画に対し2040万ドルを投入することを発表。革新基金は政府が49億ドルを費やし新たに開始する雇用サービス・プログラム「豪州就業サービス」の一部であり、7月1日より開始される。