【メルボルン11日AAP】 VIC州で、新型インフルエンザの感染者5人が集中治療室(ICU)に収容され治療を受けている。VIC州では新型インフルエンザの患者数が1011人になったが、そのほとんどが軽い症状だという。
人的サービス省(DHS)のスポークスマンが新聞に伝えたところによると、感染者の年齢や健康状態などは明らかにできないとした。「感染原因は分からない。ただ、5人のうち1人は外傷でICUに収容されており、新型インフルエンザが原因ではない」と同スポークスマン。
一方、同州にある3つの老人ホームでは複数の入居者が風邪の症状を訴えており、保健当局が対応している。
ローズマリー・レスターVIC州保健局長は声明の中で、「こういった場合に行う通常の対応として、症状がみられる入居者を隔離し、すべての入居者及びスタッフの行動を制限している。また、鼻部と咽喉部から綿棒を用いてサンプルを検出し検査を行った」と述べた。