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非難の的のTV番組、今度は首相を標的に

【シドニー11日AAP】   病気で助かる見込みのない子供たちを相手に非情な内容の寸劇を行い、今月初めに2週間の放送禁止となったテレビ番組の出演者が、今度はケビン・ラッド首相に向かって皮肉な内容の質問をした。

この番組はABC局の「ザ・チェーサー」で、番組内の寸劇で、末期患者である子供たちに対して「死ぬ前に望むことは?」などと質問しているシーンを放映し、大きな非難を受けた。今回、ケビン・ラッド首相に向かったのは番組出演メンバーの1人で、以前に報道で伝えられた首相は怒り抑制に問題があるということに関して、直接首相に質問したもの。首相は、「君たちが大人を相手にいじめているのを見て安心したよ」と返事をした。

首相は今月4日、「チェーサーが我々のような政治家を侮辱するのは別に構わないと思っている。しかし、それを末期患者である子供たちにするのは絶対に非常識な行為だ」とコメントした。

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