【シドニー12日AAP】 NSW州では7月1日よりスピード違反に関する減点規則の内容が変更になる。
マイケル・デーリーNSW州道路相は声明を発表し、「安全なスピード違反というものは存在しないが、不注意で数キロだけ速度違反をしてしまったドライバーに対し、公平なシステムが必要であると認識していた。そういう理由で今回、時速10キロ以内の速度オーバーをしたドライバーへの減点数を3点から1点にした。しかし、速度オーバーがひどくなるにつれ、その減点数は以前よりも増えている」と述べた。
また同相によると、P2(初心者レベル2)免許保持者が時速30キロまでの速度超過をした場合、減点数が追加され、スピード違反2回で免許を失うことになる。P1(初心者レベル1)免許保持者は違反1回で免許を失効する。
正規の運転免許書保持者がスピード違反をした場合の、変更後の減点内容は以下の通り。
時速10キロまでの速度超過: 減点1点、罰金84ドル
時速11~20キロの超過: 減点3点、罰金197ドル
時速21~30キロの超過: 減点4点、罰金338ドル
時速31~45キロの超過: 3カ月の免停、減点5点、罰金647ドル
時速46キロ以上の超過: 6カ月の免停、減点6点、罰金1744ドル