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医師らが政府の新型インフル対策を批判

【シドニー13日AAP】   新型インフルエンザへの政府の対応について、医師から批判の声が上がっている。患者が検査結果を8日間待たされたり、抗ウイルス剤の配布が遅すぎるなどの問題があるという。医師らは、州や国レベルでの対応が遅いうえに一貫性がないため、国内の新型インフルエンザ対策が損なわれていると批判している。

WHO(世界保健機関)は12日、新型インフルエンザ(H1N1型)の警戒水準を世界的大流行を意味するフェーズ6に引き上げた。新型インフルエンザへの国際的な警戒が高まるなか、オーストラリアでは大半の人口にとって穏やかな病原体であるとの位置づけから、警戒レベルは最大値に引き上げられていない。

ニコラ・ロクソン保健相は12日、医師らの懸念を回避するため、一般医への追加支援としておよそ400万ドルの支出を発表した。ケビン・ラッド首相は、オーストラリアの新型インフルエンザへの準備は「世界でもトップレベル」だと主張している。

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