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政府がコモンウェルス銀行の利上げに激怒

【キャンベラ14日AAP】   コモンウェルス銀行が利上げを決定したことに対して、連邦政府が激怒している。

コモンウェルス銀行は12日、標準変動金利型住宅ローンの金利を15日から0.10%上昇させると発表した。ジュリア・ギラード副首相は「コモンウェルス銀行は利己的な行動に出ている。今は全てのオーストラリア人と企業が共に取り組んでほしい時。政府は正論として、激しい怒りを覚える」と述べた。政府は景気刺激策の一部として、連邦準備銀行の金利を下げていたが、コモンウェルス銀行は、この流れに逆行する行動に出た。

ギラード副首相は、他の銀行がコモンウェルス銀行に続かないようにと忠告し、「他行は政府の姿勢を理解していると思う。結局のところ、オーストラリアの銀行がどうなるかは、オーストラリア経済の行方に大きく依存している」と続けた。

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