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ヘーゼルウッド社長、エコ・テロリストから脅迫状を受ける

【メルボルン15日AAP】   VIC州のヘーゼルウッド社の社長が過激派のエコ・テロリストから脅迫状を受けた事件で、テロリスト・グループは警告を受けたことは運が良かったと思うべきと話した。

反省の色を全く見せない地球解放戦線(ELF)のスポークスマンは、標的にされる前に汚染企業の社長が警告を受けることは「前例がない」と語った。過激派グループはヘーゼルウッド社のグレーム・ヨーク社長の自宅に脅迫状を自ら届け、ヘーゼルウッド社が汚染行為を続ける限り、所有地は安全ではないと警告した。

ELFは1992年に英国で設立されて以来、環境保護のために数々のゲリラ的攻撃を行ってきたと主張している。ELFはコロラドのスキーリゾートを放火し、2600万ドルの損害を出した。さらにノルウェーで捕鯨船を沈没させ、スウェーデンでは都市乱開発を非難して住宅に火をつけた。

ピーター・バチェラーVIC州エネルギー資源相は、今回の事件で電力供給が中断した可能性もあったことから、非常に深刻に受け止めていると語った。またVIC州野党は安全保障を強化するために、エコ・テロリストを標的にした法律を厳重化するための対策を迅速に講じるように求めた。グリーン党のボブ・ブラウン党首は、政変のための暴力は許しがたく、グリーン党は強く反対すると主張した。

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