【キャンベラ18日AAP】 元連邦外相は、北朝鮮はイランよりも世界の脅威であると述べた。
労働党のボブ・ホーク政権で外務大臣だったギャレス・エバンズ氏は現在、ケビン・ラッド首相が昨年設立した「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」で共同委員長を務めている。同委員会は、19日より委員会を開催し、核の不拡散条約(NPT)を再考するための準備内容の報告などを行う。
エバンズ氏は、現在イランでみられている政治的混乱が同国の核増大計画に影響を与えるとは思わないと述べた。また先月、地下核実験やミサイル実験を行い、国際的に非難を受けた北朝鮮に関しては「イランよりも脅威である」とし、北朝鮮の目的は非常に分かりにくく、その政策対応はすべて嫌悪感を抱くものであると話した。また、「我々が北朝鮮に対しすべきことは、彼らの行動は全く受け入れられないものであるという非難の声をできる限り伝えること。き然とした態度を取らなければならない」とも述べた。