【ブリスベン18日AAP】 脅迫罪や侮辱罪などで起訴された日本人女性講師に対する裁判で、ブリスベン地方裁判所は、この女性の保釈を認めた。
NSW州リズモアにあるサザンクロス大学で法律を教えるオガワ・メグミ被告(41)は、2006年、連邦裁判所職員に対し、殺すといった内容の電子メール83通を送付し、電話を176回掛け、脅迫目的で通信サービスを利用した罪で起訴された。その裁判が行われていた今年3月、同被告は裁判官に対し臀部(でんぶ)を見せたり継続的に奇声を上げるなどの行為を行い、侮辱罪で起訴され、合計6カ月の懲役刑を言い渡された。
18日に開かれた裁判では、ピーター・リオンズ裁判官はオガワ被告の訴えは「妥当である」とし、同被告が有罪判決を受けている4つの罪に関して上告手続きを行うために、保釈を認めるとした。オガワ被告の刑期が終了するのは7月26日で、上告審が開かれるのは7月9日。無実が認められれば同被告は刑期をわずか17日、もしくはさらに少ない日数を残して釈放されることになる。
リオンズ裁判官は、同被告に保釈金1万ドルの支払いを命じた。