【シドニー21日AAP】 来年NSW州で教員1830人の解雇が計画されている。教育省は教員の役職再分類を予定しており、これによって学習障害児に読み書き・計算を指導している教員らは事務職に回され、生徒の保護者がコミュニティーサービス省など政府機関と連絡を取るのを手助けをすることになるという。
NSW州教員連合のボブ・リプスクー代表は、州政府の計画についてコスト削減の手段だと厳しく非難し、「彼らは教員であり、コーディネーターではない。彼らは普通の雑用係にされてしまい、コミュニティサービス省の仕事や福祉機関との連絡をさせられることになる」と指摘している。
削減される1830人の教員職のうち1200人は学習障害児を指導している教員だという。