【シドニー21日AAP】 ダムの貯水レベルが上昇し続けていることから、NSW州政府は21日深夜から給水制限レベルの引き下げを開始した。
シドニー、イラワラ、ブルー・マウンテンズの住人は、午前10時から午後4時までなら手持ち用ホース、スプリンクラーなどの散水システムを使用することができる。また、猛暑の日に限り、子供がスプリンクラーを使って遊ぶことは例外的に認められている。新規定のもと、手持ちホースで散水、あるいは洗車するときはトリガーノズルを装着することが義務付けられている。
フィル・コスタNSW州水道相は、貯水レベルや、リサイクルや海水淡水化プラントなどの給水源について慎重に検討した結果決定した今回の変更により、5年続いた渇水制限が終了したと述べた。フィル・コスタ水道相は「我々のダムの貯水レベルはこの1年間で上昇し、現在シドニー各地には20のリサイクル・スキームあり、年間約230億リットルの水をリサイクルしている」と述べた。