【キャンベラ22日AAP】 ラッド首相の友人であるQLD州の自動車販売業者、ジョン・グラント氏が税収でまかなわれている財務スキームへアクセスできるように首相官邸が依頼したことを示すEメールが偽造だったことが判明し、マルコム・ターンブル自由党党首のオズカー問題への対応に疑惑が浮上している。グラント氏はラッド首相の隣人で、選挙時にラッド首相に小型トラックを貸したこともある。
ケビン・ラッド首相は、連邦政府への攻撃が偽装行為だったことが明らかになったことで、自由党幹部らに対しターンブル氏に辞任を求めるように促した。「このEメールは偽造である。私が思うに、ターンブル氏にできることは謝罪して辞任すること以外ほかにない。彼はこの国の最高地位につける器の人間ではない」とラッド首相は述べた。