政治

証拠メールは「偽造」 カーディーラー融資問題で

【キャンベラ23日AAP】   「ラッド首相やスワン財務相は友人であるカーディーラーが融資を受けられるよう便宜を図った」として首相らを攻撃していたマルコム・ターンブル野党党首は、この問題追及を行わないとした。

19日、財務省職員のゴドウィン・グレッチ氏は上院委員会において、「首相府より、カーディーラーのジョン・グラント氏に対し、同氏が融資を受けられるよう便宜を図ってほしいという電子メールを受け取ったと記憶している」と証言。これについて野党側は首相や財相を攻撃していたが、連邦警察による捜査で、証拠とされる電子メールは偽造だったことが明らかになった。

ターンブル党首は、今回の問題について継続追求を行わないとしたものの、野党はグレッチ氏の発言に対して「適切に責任を持って対応した」と述べた上で、「我々は同氏の発言を信頼していたが、それが間違いであれば首相への問題追及もできない」と話した。

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