【シドニー23日AAP】 食品メーカー「ネスレ」が行った調査結果では、子供の偏食傾向は親にも責任があることが明らかになった。
オーストラリア人の母親1万6579人を対象に行われたこの調査では、41%の回答者が、子供たちが必ず何か食べられるように2~3種の食事を用意しなければならないと感じていると回答したが、一方で17%は、子供たちが好きなものだけを食卓に並べると答えた。
栄養学者のペニー・スモール教授は、「子供たちが見たこともない食事に対して嫌悪感を示し懐疑的になるのは当たり前。彼らが新しい食事に手を出すのは何度も目にしてからだ」とし、子供たちが新しいメニューを食べるようになるためには、それを繰り返し食卓に出す必要があると述べた。
さらにこの調査では、25%の母親が、子供に食事を食べさせるために食後のデザートなどで買収的な行為をすると答えた。