【サンシャインコースト6日AAP】 25日のQLD州選挙を控え、極右派として知られるワンネーション党のハンソン党首は、ブリスベンを皮切りに州中央部および北部までバスで選挙運動を行う。同氏は「ワンネーション党の時代が来た」と話し、1998年の11議席を超える議席数を獲得できると自信を見せている。
ワンネーション党は、構想が似ているとして主要2政党よりもカッターのオーストラリア党を支持するとした。QLD州のカッター党首は、ワンネーション党との取り決めについて、「政治的相違は脇に置き、極右派政党との団結は2大政党衰退への一歩となる」と話した。
ハンソン氏に向けられた注目は、主要政党の選挙運動に影を投げかけた。主要政党に幻滅する人の多い地方選挙区では、ワンネーション党は脅威だ。州野党自由国民党のニコルズ党首は、「電気料金の高騰や給水、インフラなどQLD州世帯が直面する問題に関し、ワンネーション党は包括的政策に欠ける」と批判。また、「ハンソン氏自身が州選挙に出馬するわけではない」と話し、有権者に注意を促した。