【シドニー26日AAP】 25日に急死したマイケル・ジャクソンさんに対して、オーストラリアの音楽・芸能界から多くのコメントが寄せられている。
1973年に「ジャクソン5」の来豪を手がけたプロモーターのポール・デインティ:「彼は音楽の天才であり、現代で最も優れたアーティストだった」
ポップ音楽界の第一人者、モリー・メルドラム:「彼はまるで職人のようで、ステージでは素晴らしいパフォーマーだった。ムーンウォークはすごかった。彼は猛練習して、現代版フレッド・アステアになろうとした」
音楽史家のグレン・A・ベーカー:「マイケル・ジャクソンはミュージシャンであり、タブロイド紙の見世物ではなかった。彼は音楽界の革命児だった。白人のギターロック音楽と黒人のファンクやソウルを融合させて、とてつもなく魅力的な音楽スタイルを作りあげた」
ジャクソン5の「ABC」や「アイ・ウォント・ユー・バック」を作曲したデック・リチャーズ:「彼は、すぐに忘れ去られることのない才能の持ち主」
人気ロックバンド、グリンスプーン:「本当に驚いたよ。さよなら、マイケル。音楽をありがとう」
人気ポップデュオ、ザ・ヴェロニカズのリサ・オリグリアッソ:「彼の音楽と存在が、どれほど私の人生に変化をもたらしたか、本人に伝えられればいいのに」
歌手のデルタ・グッドレム:「自らの才能を分かち合ってくれた彼に対して、心から感謝している」
テレビタレントのアンドリュー・G:「ポップ音楽の王様で、史上最高のエンターテイナーが逝った。ブギーをありがとう」
ワールド・ツアー「ヒストリー」の広報担当者、ディロル氏:「今朝、とても強い衝撃を受けた。彼の魂はとても深くて暗いものだった。まるで何千年もの間、ここにいたかのように」
70年代初期にマイケル・ジャクソンさんにインタビューしたジャーナリストのジャニス・ボーモント:「まるで昨日のことのように覚えている。彼は素直で悲しげで、完全に喜びに欠けていた。幼少期を経験できず、途方に暮れた少年のようだった。幼少期を経験できなかったことと、大きな名声を得たこととの狭間に置かれ、彼は希望を持てなかった」
マイケル・ジャクソンさんが所有するネバーランドへ子供の頃に行ったことがあり、現在はダーウィン在住の薬剤師、ビリー・ラミレスさん:「彼は本当に子どものような性格だった。幼少期を取り戻そうと、大人になってからも子供と一緒にいることを好んだ。悪意などは無く、ただ純粋だった」