【メルボルン7日AAP】 7日に行われた競馬のメルボルンカップで、シドニーのコーリー・ブラウン騎手が乗ったリキンドリングが優勝した。オーナーのロイド・ウィリアムズ氏にとって、同レース6度目の優勝となった。
親子調教師の戦いは息子の勝利に終わった。ジョセフ・オブライエン調教師(24)のリキンドリングは、最終段階で父親のエイダン・オブライエン調教師のヨハネスフェルメールを追い抜いた。ヨハネスフェルメールもロイド・ウィリアムズ氏が共同所有する。優勝したジョセフ・オブライエン調教師はレース後、別レースのため米国にいる父親に電話して、喜びを共にした。
優勝したブラウン騎手は、「娘たちも見に来ている。言葉に出ない」と喜びを語った。ブラウン騎手は2009年にメルボルンカップで優勝後、シンガポールに滞在。その後オーストラリアに戻って再建に取り組んだ。
3着にはウィリー・マリンズ調教師のマックスダイナマイトが入った。今年のメルボルンカップには海外から11頭が参加。上位3頭はアイルランド勢が占め、国内訓練馬の最高はビックデュークの4着だった。昨年優勝したアルマンダンは12着に終わった。