【メルボルン２８日ＡＡＰ】　　　ＶＩＣ州では７月１日より、新規住宅購入者は州政府・連邦政府から約３万６５００ドルの補助金を受給することができる。これは今までの約２倍となる。

地方の新規住宅購入者は８０００ドル増しの１万５５００ドル、一方メルボルンの購入者５０００ドル増しの１万１０００ドルを受給する。今回の補助金は、すでに９月まで支給が延期された２万１０００ドルに追加される。一方、新法の導入により、建売住宅購入者の補助金は３０００ドル減額され、２０００ドルとなる。これは連邦政府からの補助金１万４０００ドルに追加される。新規住宅購入者への補助金の支給は少なくとも来年一年間は実施される予定。

ジョン・レンダーズＶＩＣ州財相は、この計画は投資や雇用を刺激するため、世界金融危機の影響を回避することを可能にするだろうと述べた。

しかし、ＶＩＣ州では同じく７月１日より水道料金の値上げが開始するため、住宅購入者は水道料金の支払いに苦しむことになる。メルボルンでは５１％～６４％値上げが予定されている。また、干ばつ対策水道プロジェクトの費用をまかなうため、２０１２年までには年間の水道料金額が平均で３００ドル以上増えることになる。