【キャンベラ29日AAP】石油オーストラリア研究所のウィークリー・レポートによると、国内の無鉛ガソリンの平均価格は先週1リットルあたり1.4セント増しの125.7セントになった。
ガソリン価格はTAS州を除く全州・準州で上昇。TAS州では1リットル当たり平均128.6セントを少し超えた程度にとどまった。都市部では平均ガソリン価格が1リットルあたり1.7セント増しの126.2セント、地方部では0.7セント増しの124.7セントだった。
コモンウェルス証券のエコノミスト、サバンス・セバスチャン氏は、豪ドル高傾向が世界的な石油価格の高騰によるドライバーへの影響をある程度軽減しているとした。セバスチャン氏は「先週にかけて世界の石油価格は比較的安定している。一方、豪ドルは1米ドル80豪ドルを超えた状態をなんとか維持している」とした。コモンウェルス銀行の通貨対策担当者は、豪ドルは今年末には1米ドル84セントで終了し、2010年までには89セントまで上昇すると予想している。