【シドニー29日AAP】 コメディアンのサシャ・バロン・コーエン演じる「ブルーノ」が騎士の格好で白馬を引いてシドニーCBDに現れ、マーケット・ストリートは大勢のファンで溢れかえり、交通の流れを止める事態が発生した。
ゲイのオーストリア人ファッション評論家の「ブルーノ」はファンに向かって「シドニー、元気かい?僕のヘルメットかっこいいだろう?」と叫んだ。映画のキャラクター、ブルーノはこの18日間で17カ国で話題となった。
シドニーは今回の映画の世界ツアーの最後の訪問地。「僕の映画が世界的に成功することを願ってるよ。新型インフルエンザみたいに幸先の良いスタートの後、消えてなくなってしまわないようにね」とブルーノはシルバーで塗られた赤いビキニを着たモデルと一緒にポーズをとってみせた。
28日朝の記者会見でブルーノは「僕が遅れたのはケビン・ラッド首相と朝食をとっていたからなの。彼はすごくキュート。オバマ大統領が一番セクシーな男だと思ってたけど。今はケビンが一番ね」と話した。
ブルーノは2006年の映画「ボラート」で有名になったバーロン・コーヘンによる最新のモキュメンタリー。映画の中のゲイのファッション評論家、ブルーノはヒットラーと同じくらい有名なオーストリア人になることを使命とする。映画「ブルーノ」はオーストラリアで7月8日に公開される。