【キャンベラ２９日ＡＡＰ】　　　連邦政府が消費者グループ「Choice」によって７月１日に開設が予定されていたグロッサリー・チョイス・ウェブサイト〔改訂版〕を中止したことを受け、クレッグ・エマーソン消費者問題相は、大手スーパーが運営する価格比較サイトなら信頼できると語った。

エマーソン消費者問題相は現在、同様のウェブサイトの開設に関して小売店側と協議を行っている。「小売店は消費者を欺くようなことを考えていないと思う。協議によって有益な結果が生まれるかどうかは分からない。期待をかき立てたくない」とエマーソン消費者問題相はＡＢＣテレビに語った。一方エマーソン氏は、連邦政府はウェブサイト開設のために大手小売店に資金援助をすることはないだろうとした。

ウールワース、コールス、ファームチョイス、ＩＧＡなどの大手スーパーはエマーソン氏に対し、「Choice」が当初計画していたような価格情報の提供はできないだろうと主張している。

グロッサリー・チョイス・ウェブサイトの開設が中止になったのは、消費者がウェブサイトをチェックした後、特定のアイテムのみを買いに行き、結局買わずに価格が変更されていたかを確認するだけという事態の発生が考えられたからだ。エマーソン消費者問題相は「小売店は法的責任、虚偽行為や詐欺行為に関して懸念を示している」と述べた。