国際

政府、死亡留学生の詳細を非公開に

【メルボルン1日AAP】   1年間に国内で死亡した留学生の数に関して、連邦政府の発表した数は一般紙による調査結果よりも低いことが分かったが、検視側は詳細を発表する必要はないとした。

連邦政府は今年2月、昨年11月までの1年間に国内で死亡した海外留学生の数は51人で、うち34人の死因について不明と発表した。しかし「ザ・エイジ」紙が行った調査結果では、死亡留学生の数は54人で、そのほとんどがインド、韓国及び中国出身だということも明らかになった。また同紙によると、政府の発表では自殺者はなしとなっていたが、実際は、最低3人はいるという。

モナシュ大学の国際教育専門家であるナイランド教授は、政府が、留学生たちが置かれている苦境や関係する死亡者数を隠そうとする理由として、115億ドルというオーストラリアの留学市場を守ろうという意図があると述べた。

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