【シドニー3日AAP】 シドニー北部のビーチで3日、存続が危ぶまれているコガタペンギン4匹が死んでいるのが発見された。
ペンギン保護活動を行ってきた地元ボランティアらは、大きな衝撃を受けている。マンリー環境センターのボランティア、アンジェリカ・トレイクラーさんによれば、頭部に損傷を負ったペンギン4匹がマンリーのプライベートビーチで3日に発見されたという。ボランティアらは、コガタペンギンのつがい65組の保護に尽力している。「まだ検死結果が出ていないが、犬に襲われたようだ。2~3年前にも、同じビーチで犬が一度にペンギン8匹を襲ったことがある」とトレイクラーさん。
この地域はNSW州本土で唯一のペンギンの生息地となっており、犬の進入は禁止されている。ボランティアは「私たちはコガタペンギンを保護するため、マンリー埠頭で毎晩働いている。私は5年間ペンギンの世話していて、一匹一匹をとても大切に思っている」と続けた。