【キャンベラ9日AAP】 郵便による同性婚の合法化を問う投票の結果が、今月15日にも明らかになることを受け、「議員立法法案」の討論が予定されている16日にも、合法化法案が議会に提出される見通しだ。
自由党のディーン・スミス議員は公共放送ABCに対し、投票の結果で大半が「賛成」であることが判明すれば、「可能な限り早急に」同性婚合法化法案を提出する意向を示した。連合与党の保守派の同僚議員から圧力がかかるなか、スミス議員は自身の法案は議論の「出発点」になるとの見方を示している。
一方、ターンブル政権からは10人以上の議員が、宗教の自由の観点から「拡大保護」を含む代替案を用意しているようだ。スミス議員の法案では、同性カップルの婚姻を認める一方、宗教団体に同性婚の挙式を行うことを拒否する権利も認めている。保守派グループはこのような権利を保護者や宗教学校にも拡大させる方針を打ち出している。