【メルボルン5日AAP】 喫煙に関する急進的な提案が出されており、連邦政府が提案が認めれば、将来的に30本入りのたばこ1箱の価格が20ドル以上になり、箱は無地になる可能性がある。
連邦政府は、たばこ税の増額や、たばこ会社の広告やスポンサーの禁止などを検討している。予防健康調査特別委員会の報告では、今後10年間でたばこ税を9%まで引き上げ、毎日喫煙する14歳以上の人口を現在の300万人から200万人に減少させることなどが盛り込まれており、現在、ニコラ・ロクソン保健相が報告の分析を行っている。
また、昨年末の審議文書で示された、たばこの箱を無地にして、表側90%と裏側全体に健康被害の警告を載せるという提案も含まれている。たばこ会社は、スポンサーやインタネット上の販売、宣伝活動、企業の社会的責任を称する寄付などを全面的に禁止される可能性もある。
これらの提案に対して、公衆衛生協会や、がん審議会、全国心臓財団などの禁煙団体は強い支持を示しているが、たばこ会社側は違法の可能性があるとしている。