【キャンベラ7日AAP】 オーストラリア準備銀行(RBA)は7日の理事会で、政策金利を3カ月連続で据え置くことを決定した。現在の金利は49年ぶりの低利率で3.0%となっている。
RBAは75年ぶりといわれる世界的な景気後退の影響を回避するため、2008年9月から今年4月までの間に政策金利を4.25%引き下げた。先月の理事会以降のデータによると、低金利や政府による一時支給金のおかげで個人消費は良い状態にあるものの、国内の事業は世界的不況のあおりで後退状態が続いている。
失業率に関しては、5月は5.7%だったが、経済専門家による予想では6年ぶりに5.9%に達するとされている。連邦政府は、失業率は来年中旬までに8.25%になるであろうという見解を発表している。