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添加糖の表示改善を要請 消費者団体

【シドニー10日AAP】  消費者団体チョイスはこのほど、食品に含まれる添加糖分が歯に与える影響を訴える全国キャンペーンを、オーストラリア歯科連盟と共に発足させることが分かった。同団体は、食品に含まれる糖分の表示方法の改善につながると期待を示している。

 

世界保健機構によると、オーストラリアでは十代の子どもたちの平均的な砂糖摂取量が、一日当たりティースプーン20杯分と、世界平均の6倍であることが分かっている。また、6歳になるまでに虫歯のある子どもは全体の3分の1を占めており、年間の治療費総額は99億ドルに達している。チョイスのデイ広報担当は、「消費者が、自然に含まれる糖分と栄養価のない添加糖を区別できることが重要」と述べ、政府は本腰を入れて問題に取り組むべきと訴えた。

 

同キャンペーンでは、添加糖の表示方法の改善を訴えられる代表の連絡先として、州や準州などの保健相にの電話番号も含まれており、「添加糖」を表示する考えに対する支持を、直接訴えることが可能となっている。

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