【キャンベラ10日AAP】 オーストラリア選挙管理委員会(AEC)が10日明らかにしたところによると、二重国籍問題で議員資格を失ったバーナビー・ジョイス元副首相は、地元のニューイングランド地区で行われる補欠選挙で、16人の対立候補と選挙戦を戦うもようだ。
ジョイス元副首相は先に、連邦最高裁判所から二重国籍を有するとみなされ、議員の資格はないとの判決を受けており、空いた議席を補うための補欠選挙を実施する必要が出てきた。元副首相は、2016年に同地区で9人の候補者と議席を争った際、2党間選好得票において58.5%を獲得し、勝利している。
一方、補欠選挙の投票表紙の記載順では、キリスト教民主党が1番を引いたほか、労働党のデービッド・ユーイング氏は12番、ジョイス元副首相は7番となっている。候補者の中には、珍しい実名を持つサイエンス党の候補者、ミャオ・ルド・ディスコ・ガンマ・ミャオ・ミャオ氏も含まれている。